2026年10月から間に合う株主優待|11月・12月の注目銘柄も紹介

2026年10月から間に合う株主優待|11月・12月の注目銘柄も紹介 株主優待

2026年10月から間に合う株主優待|11月・12月の注目銘柄も紹介

株式投資の楽しみのひとつが、企業の商品やサービス、買い物券などを受け取れる「株主優待」です。

2026年10月も後半に入り、これから株主優待を狙うなら、10月末だけでなく11月・12月に権利確定を迎える銘柄もチェックしておきたいところです。

ただし、株主優待は株を買えば必ずもらえるわけではありません。必要な保有株数や権利付き最終売買日、継続保有条件などを確認する必要があります。また、優待を受け取れても、株価の下落によって投資全体では損失が出る可能性があります。

この記事では、株主優待の基本知識を整理したうえで、2026年10月18日時点で確認できる情報をもとに、11月・12月に権利確定する注目候補を紹介します。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。優待内容、株価、必要投資金額などは変更される場合があります。

株主優待とは?初心者が覚えておきたい基本知識

株主優待とは、企業が一定数以上の株式を保有する株主に対して、自社商品やサービス、買い物券、ポイントなどを提供する制度です。

優待内容は企業によって異なり、外食チェーンの食事券、食品メーカーの商品、日用品、QUOカード、デジタルギフトなど、さまざまな種類があります。

株主優待を目的に投資する場合は、単に優待の金額だけを見るのではなく、自分が使いやすい内容か、必要な投資資金はいくらか、企業の業績に問題がないかを確認することが大切です。

株主優待と配当金の違い

株主優待と配当金は、どちらも株式を保有することで受け取れる可能性がある株主還元です。

項目 株主優待 配当金
受け取るもの 商品、食事券、ポイントなど 現金
内容 企業ごとに異なる 企業の配当方針などによる
使い道 優待ごとの利用条件がある 原則として自由
注意点 有効期限や対象サービスに制限がある場合がある 業績などによって減配・無配となる場合がある

株主優待は、普段利用する店舗やサービスがある人にとって魅力的です。一方、利用しない優待を受け取っても、額面どおりの価値を感じられないことがあります。

私は、優待の金額だけで判断するのではなく、配当金や企業の業績も合わせて確認することが重要だと考えています。

株主優待をもらうには権利付き最終売買日までに保有する

株主優待を取得するには、企業が定める基準日に株主名簿へ記載される必要があります。

月末が権利確定日の銘柄では、通常、権利付き最終売買日までに株式を購入し、その日の取引終了時点で必要な株数を保有していることが取得条件になります。

2026年の主な日程の目安は次のとおりです。

対象 権利付き最終売買日の目安 権利確定日の目安
10月末 10月28日(水) 10月31日(土)
11月末 11月26日(木) 11月30日(月)
12月末 12月28日(月) 12月31日(木)

※上記は月末基準の銘柄を想定した日程です。10月末・12月末のように基準日が土日や取引所休業日になる場合もあるため、実際の権利取得日程は証券会社のカレンダーと企業のIR情報で確認してください。20日など月末以外を基準日とする銘柄は日程が異なります。

参考:優待ジャーナル:2026年の権利付最終日カレンダー

2026年10月から狙える株主優待の注目銘柄

ここからは、11月・12月に権利確定する銘柄を中心に紹介します。

今回は、QUOカード、デジタルギフト、ホテル宿泊割引券、外食優待など、優待の使い道が分かりやすい銘柄を候補にしました。

なお、以下は優待内容をもとにしたウォッチリストであり、株価の割安さや今後の値上がりを保証するものではありません。現在の株価や最新決算を十分に確認できていない銘柄については、購入金額や投資利回りを断定しません。

11月に権利確定する注目銘柄

1. タマホーム(1419)

タマホームは、住宅事業を展開する企業です。株主優待では、保有株数などの条件を満たした株主に特製QUOカードを贈呈しています。

確認できた優待内容

  • 権利確定月:11月

  • 対象株数:100株以上

  • 保有3年未満:QUOカード2,000円分

  • 保有3年以上:QUOカード4,000円分

出典:タマホーム:株主優待情報

QUOカードはコンビニエンスストアなどで利用できるため、使いやすさを重視する投資家にとって候補になります。ただし、長期保有による優遇がある点には注意が必要です。今回初めて購入する場合、すぐに4,000円分を受け取れるわけではありません。

今後の注目点

住宅市場の動向や受注状況、利益率、業績予想の進捗を確認したいところです。優待だけを目的に購入するのではなく、住宅関連事業の業績や株価水準も合わせて判断したい銘柄です。

2. トーセイ(8923)

トーセイは、不動産再生や不動産開発、賃貸、ホテル運営などを手がける企業です。株主優待では、QUOカードとホテル宿泊割引券が用意されています。

確認できた優待内容

  • 権利確定月:11月

  • 対象株数:200株以上

  • ホテル宿泊割引券:3,000円分

  • QUOカード:継続保有期間に応じて1,000円分から3,000円分

出典:トーセイ:株主優待のご案内

QUOカードに加えてホテル宿泊割引券も受け取れる点が特徴です。ただし、QUOカードは継続保有期間によって金額が変わります。また、ホテル宿泊割引券は対象施設や予約方法などに条件があります。

今後の注目点

不動産市況、物件の売却動向、ホテル事業の稼働状況などを確認したいところです。200株以上が必要なため、100株単位の投資と比べて購入資金が大きくなる点にも注意しましょう。

3. エクスモーション(4394)

エクスモーションは、ソフトウェア開発に関するコンサルティングなどを手がける企業です。株主優待では、交換先を選べるデジタルギフトが用意されています。

確認できた優待内容

  • 権利確定月:11月

  • 対象株数:100株以上

  • 優待内容:1,500円相当のデジタルギフト

出典:Yahoo!ファイナンス:エクスモーションの株主優待

デジタルギフトは、案内に従って複数の電子マネーやポイントなどから交換先を選べる形式です。現金に近い使い勝手を重視する人には、検討しやすい優待といえます。

今後の注目点

ソフトウェア開発支援の需要や受注動向、売上高・営業利益の推移を確認したいところです。小型株は値動きが大きくなることもあるため、優待額だけでなく、株価変動のリスクも考慮しましょう。

4. アスクル(2678)

アスクルは、法人向け通販や個人向け通販サービス「LOHACO」などを展開する企業です。株主優待では、LOHACOで利用できる割引クーポンが提供されています。

確認したいポイント

  • 権利確定月:5月・11月

  • 優待内容:LOHACOで利用できる割引クーポン

  • 基準日:11月20日など、月末基準とは異なる日程に注意

参考:ダイヤモンド・ザイ:2026年の株主優待おすすめ銘柄

アスクルは11月末ではなく、11月20日を基準とする銘柄です。2026年11月20日基準で取得を目指す場合、一般的な日程では権利付き最終売買日は11月18日(水)が目安になります。

LOHACOを普段から利用している人にとっては、日用品などの購入費用を抑えられる可能性があります。一方、利用頻度が低い場合は、クーポンを使い切れるかどうかを事前に考えておきたいところです。

今後の注目点

EC事業の売上動向、物流関連コスト、利益率などを確認しましょう。また、優待の利用条件や注文金額などの制限は、購入前に公式情報で確認してください。

12月に権利確定する注目銘柄

12月は11月よりも株主優待の選択肢が多く、外食、旅行、日用品、デジタルギフトなど、さまざまなジャンルから候補を探せます。

ただし、12月優待には継続保有条件を設けている企業もあります。初めて購入する人は、12月に株を買えば今回から優待がもらえるのか、必ず確認しましょう。

5. すかいらーくホールディングス(3197)

すかいらーくホールディングスは、「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」などの飲食店を展開する企業です。普段の外食費を抑えたい人にとって、チェックしておきたい優待銘柄のひとつです。

確認できた優待内容

  • 権利確定月:6月・12月

  • 対象株数:100株以上

  • 100~299株:1回につき2,000円分

  • 300~499株:1回につき5,000円分

  • 500~999株:1回につき8,000円分

  • 1,000株以上:1回につき17,000円分

出典:すかいらーくホールディングス:株主優待制度

優待は電子チケット形式で、対象となるグループ店舗で利用できます。普段から対象店舗を使う人なら、優待を無理なく活用しやすいでしょう。

今後の注目点

2026年9月公表の株主通信では、2026年上半期は増収増益となり、通期業績予想と年間配当予想を上方修正したと説明されています。これは確認できた企業公表情報です。

出典:すかいらーくホールディングス:2026年株主通信

一方、外食企業は人件費、食材価格、消費動向などの影響を受けます。業績の改善が今後も続くか、株価に期待が織り込まれていないかを確認したいところです。

6. ブロンコビリー(3091)

ブロンコビリーは、ステーキやハンバーグなどを提供するレストランを展開する企業です。外食優待を重視する人にとって、候補のひとつになります。

確認できた優待内容

2026年7月1日の株式分割に伴い、優待制度も変更されています。2026年12月31日を基準日とする優待では、変更後の基準が適用されます。

  • 権利確定月:6月・12月

  • 対象株数:100株以上

  • 100~199株:2,000円分の株主優待券

  • 200~399株:3,000円分

  • 400~999株:5,000円分

  • 1,000~1,999株:8,000円分

  • 2,000株以上:16,000円分

出典:ブロンコビリー:株主優待のご案内

株式分割前の情報と分割後の情報が混在している場合があるため、過去の記事に掲載された必要株数をそのまま参考にしないようにしましょう。

今後の注目点

店舗の売上動向、客数、客単価、原材料価格などを確認したいところです。優待券を利用できる店舗が生活圏にあるかどうかも、実際の優待価値を考えるうえで重要です。

7. ビジョン(9416)

ビジョンは、海外用Wi-Fiレンタルサービス「グローバルWiFi」などを展開する企業です。株主優待では、自社サービスに関連する利用券が提供されています。

確認できた優待の概要

  • 権利確定月:6月・12月

  • 対象株数:100株以上

  • 優待内容:グローバルWiFiなどに関連する自社サービス利用券

出典:ビジョン:株主優待情報

優待内容には利用条件があるため、海外旅行や出張などでサービスを使う予定がある人に向いている候補です。普段Wi-Fiレンタルを利用しない人は、優待をどの程度活用できるか考えておきたいところです。

今後の注目点

海外旅行需要や出張需要、Wi-Fiレンタル事業の収益性などが注目点です。サービスの利用予定があるかどうかと、株式投資としての魅力を分けて判断しましょう。

8. 日本マクドナルドホールディングス(2702)

日本マクドナルドホールディングスは、全国的に店舗を展開する外食企業です。食事券の株主優待で知られています。

ただし、12月優待の取得を検討する場合は、継続保有条件に注意が必要です。日本マクドナルドホールディングスでは、株主優待の対象となるために継続保有期間の条件が設けられているため、権利付き最終売買日直前に購入するだけでは対象にならない場合があります。

参考:日本マクドナルドホールディングス:IR情報

今回の優待を取得できるかどうかは、最新の公式条件と自身の保有履歴を確認して判断してください。人気の高い優待だからといって、条件を確認せずに購入するのは避けたいところです。

11月・12月の株主優待候補を比較

紹介した銘柄を、優待内容と確認すべきポイントで整理します。

銘柄 コード 権利確定月 優待の特徴 特に確認したい点
タマホーム 1419 11月 QUOカード 3年以上の継続保有条件
トーセイ 8923 11月 QUOカード・ホテル割引券 200株以上・継続保有条件
エクスモーション 4394 11月 デジタルギフト 業績・株価変動
アスクル 2678 5月・11月 LOHACO割引クーポン 11月20日基準・利用条件
すかいらーくHD 3197 6月・12月 外食優待券 利用店舗・株価水準
ブロンコビリー 3091 6月・12月 食事優待券 株式分割後の優待条件
ビジョン 9416 6月・12月 自社サービス利用券 利用条件・事業の収益性
日本マクドナルドHD 2702 6月・12月 食事優待券 継続保有条件

※優待内容は確認できた情報をもとに整理しています。購入前には各社の最新IRで、必要株数、保有期間、優待の金額、取得条件を再確認してください。株価と必要投資金額は日々変動するため、ここでは一律の金額を記載していません。

株主優待の利回りを計算する方法

株主優待を比較する際には、優待の額面だけでなく、株式の購入金額に対してどの程度の価値があるかを確認しておきましょう。

優待利回りは、次の計算式で求められます。

優待利回り(%)= 年間優待額 ÷ 株式購入金額 × 100

例えば、株式購入金額が20万円で、年間4,000円相当の優待を受け取れる場合、優待利回りは2%です。

ただし、優待の価値は使い方によって変わります。利用しないサービスの割引券などは、額面どおりの価値があるとは限りません。

また、配当金も含めて比較する場合は、配当利回りと優待利回りを合算して参考にできます。ただし、株価の値下がりや配当金の減額によって、実際の投資成果は変わります。

株主優待を狙うときのチェックリスト

購入前に、次の項目を確認しておきましょう。

  • 優待内容が自分にとって使いやすい
  • 必要な保有株数を確認した
  • 権利確定日と権利付き最終日を確認した
  • 長期保有条件の有無を確認した
  • 優待の有効期限や利用条件を確認した
  • 企業の業績・財務状況を確認した
  • 優待利回りだけでなく配当や株価も確認した
  • 優待制度の変更・廃止に関する発表を確認した
  • 株価が下落しても生活資金に影響しない金額に抑えている

株主優待投資で注意したい3つのリスク

1. 権利落ち後に株価が下がる可能性がある

優待の権利を得た後、権利落ち日以降に株価が下落する場合があります。ただし、必ず下がるわけではなく、市場全体の動きや決算、企業のニュースなどにも左右されます。

優待を受け取ることだけを目的に高値で購入すると、優待の価値以上の含み損を抱える可能性があります。

2. 優待制度が変更・廃止される可能性がある

企業は経営方針や業績などに応じて、優待の内容や必要株数を変更したり、制度を廃止したりする場合があります。

過去に優待があったという理由だけで購入せず、最新の公式発表を確認しましょう。

3. 優待利回りが高くても、投資先として魅力的とは限らない

株価が大きく下落すると、計算上の優待利回りは高くなります。しかし、それだけで割安とは判断できません。

業績悪化や財務面の問題が株価に反映されている可能性もあるため、優待利回りだけでなく、売上高、利益、財務状況、今後の業績見通しも確認することが大切です。

まとめ:2026年10月から株主優待を狙うなら、11月・12月の権利確定銘柄も確認しよう

2026年10月18日時点で、これから株主優待を探すなら、11月・12月に権利確定する銘柄も候補になります。

QUOカードを重視するならタマホーム、ホテル宿泊割引券も検討したいならトーセイ、デジタルギフトならエクスモーション、外食優待ならすかいらーくホールディングスやブロンコビリーなどがチェック候補です。

ただし、すべての銘柄がすべての投資家に適しているわけではありません。必要な投資資金や保有条件、優待を実際に利用できるかどうかは、人によって異なります。

私自身、株主優待を目的に株を買う場合でも、優待の魅力だけで判断するのは避けたいと考えています。企業の業績や株価水準を確認し、株価が下落した場合にも無理なく保有できる金額に抑えることが大切です。

優待の権利取得を急ぐよりも、制度の条件と投資リスクを確認し、自分に合った銘柄を選んでいきましょう。

参考リンク

※本記事は2026年10月18日時点で確認できた情報をもとに作成しています。株主優待、株価、配当、業績予想などは変更される可能性があります。投資判断は最新の企業開示資料などを確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。

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