2026年10月29日の株価予想を振り返る|注目6銘柄の結果と上昇・下落の背景
10月28日までの情報をもとに、10月29日の短期売買候補として挙げた銘柄が、実際にどのような値動きになったのかを振り返ります。
今回の検証では、予想が当たったかどうかだけでなく、事前に確認できた好材料が株価にどう反映されたか、急騰後の利益確定売りが出たか、材料があっても株価が上がらなかったかという点を重視します。
短期売買では、業績上方修正や成長テーマがあっても、翌日の株価上昇が約束されるわけではありません。実際の終値と前日比を確認し、銘柄選定と売買タイミングを分けて評価することが大切です。
1.10月29日の結果一覧|予想銘柄はどう動いたか
| 銘柄 | コード | 10月28日終値 | 10月29日終値 | 10月29日騰落率 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| さくらインターネット | 3778 | 3,470円 | 3,230円 | -6.92% | 下落 |
| アドバンテスト | 6857 | 34,930円 | 37,030円 | +6.01% | 上昇 |
| MARUWA | 5344 | 54,000円 | 56,250円 | +4.17% | 上昇 |
| キオクシアHD | 285A | 14,340円 | 14,505円 | +1.15% | 小幅上昇 |
| 新家工業 | 7305 | 2,654円 | 2,674円 | +0.75% | 小幅上昇 |
| ソシオネクスト | 6526 | 1,971.5円 | 1,962.5円 | -0.46% | 小幅下落 |
出典:SBI証券:さくらインターネット(3778)、SBI証券:アドバンテスト(6857)、SBI証券:MARUWA(5344)、SBI証券:キオクシアホールディングス(285A)、投資の森:新家工業(7305)、SBI証券:ソシオネクスト(6526)
※終値は各掲載元の10月29日データを採用しています。株価データの掲載元によって数値に差が見られる場合があるため、上記はリンク先で確認できた終値を基準としています。
2.アドバンテスト(6857)|好材料を背景に6.01%上昇
結果:予想どおり上昇
10月29日終値:37,030円
前日比:+2,100円(+6.01%)
確認できた事実
アドバンテストは10月28日の取引終了後に、2027年3月期の業績予想を上方修正し、自社株買いも発表していました。10月29日は前日終値34,930円から37,030円へ上昇しました。
上昇の背景と評価
業績予想の上方修正と自社株買いは、株価を支える材料として意識された可能性があります。実際に株価は上昇しており、今回の候補のなかでは結果が明確に出た銘柄です。
ただし、当日の上昇がどの材料によって何%生じたかまでは特定できません。
振り返り: 好材料を確認したうえで候補に挙げた判断は、結果として株価の方向と一致しました。一方、寄り付き後には高値38,120円を付けており、どの価格で買ったかによって実際の利益は異なります。
3.MARUWA(5344)|ストップ高翌日も4.17%上昇
結果:予想どおり上昇
10月29日終値:56,250円
前日比:+2,250円(+4.17%)
確認できた事実
MARUWAは10月28日に14.89%上昇し、終値54,000円となっていました。翌29日も56,250円まで上昇しました。
上昇の背景と評価
前日に大幅上昇した後も、翌日は続伸しました。これは、前日に意識された業績予想の上方修正や半導体・高速通信関連への期待が、引き続き買い材料として受け止められた可能性を示しています。
ただし、当日の上昇を特定のニュースだけに結び付けることはできません。
振り返り: 急騰翌日の継続上昇を警戒しつつ監視する方針は、結果として有効でした。ただし、前日から上昇が続いている銘柄は高値づかみのリスクもあり、寄り付き後の値動き確認が重要だったといえます。
4.キオクシアホールディングス(285A)|上昇継続も値幅には注意
結果:小幅上昇
10月29日終値:14,505円
前日比:+165円(+1.15%)
確認できた事実
キオクシアは10月28日に13.76%上昇し、翌29日も前日比プラスで取引を終えました。29日には一時15,600円まで上昇したものの、終値は14,505円でした。
上昇の背景と評価
前日に続いて株価は上昇しましたが、日中高値からは大きく押し戻されました。半導体関連への資金流入が続いた可能性はあるものの、日中の値動きからは上値を追う買いと利益確定売りの両方が出たことがうかがえます。
売買主体や値下がりの直接的な原因までは確認できていません。
振り返り: 半導体テーマの継続性に注目した点は結果と整合しました。一方で、上昇率だけでなく高値から終値までの下落幅も確認すべき銘柄でした。
5.新家工業(7305)|業績改善期待に対して株価は小幅上昇
結果:小幅上昇
10月29日終値:2,674円
前日比:+20円(+0.75%)
確認できた事実
新家工業は10月28日の取引終了後、2027年3月期第2四半期累計の経常利益予想を11億円から15億円へ上方修正しました。一方、通期経常利益予想は25億円に据え置かれていました。
10月29日の株価は前日終値2,654円から2,674円へ上昇しました。
上昇の背景と評価
業績予想の上方修正が投資家に意識された可能性はあります。ただし、株価の上昇率は0.75%にとどまっており、アドバンテストやMARUWAほど強い値動きではありませんでした。
上方修正が株価にどの程度織り込まれていたかについては、今回のデータだけでは判断できません。
振り返り: 業績改善銘柄として監視する考え方は妥当でしたが、短期売買で大きな値幅を狙う候補としては、値動きの勢いが限定的だったと評価できます。
6.さくらインターネット(3778)|前日の急騰から反落
結果:予想に反して下落
10月29日終値:3,230円
前日比:-240円(-6.92%)
確認できた事実
さくらインターネットは10月28日に16.95%上昇し、終値3,470円となっていました。しかし、10月29日は3,230円で取引を終えました。
下落の背景と評価
前日の大幅上昇に対し、翌日は反落しました。短期的な利益確定売りが出た可能性は考えられますが、それが下落の主因だったと確定できる情報はありません。
今回の値動きは、業績予想の上方修正やAI・GPUインフラ関連という成長テーマがあっても、短期的には株価が下落する場合があることを示しています。
振り返り: 急騰後の利益確定売りに注意するという事前の見方は重要でしたが、実際には株価が下落しました。材料の強さだけで翌日の上昇を期待せず、前日の終値を維持できるかを確認する必要がありました。
7.ソシオネクスト(6526)|業績上方修正でも小幅下落
結果:予想に反して小幅下落
10月29日終値:1,962.5円
前日比:-9円(-0.46%)
確認できた事実
ソシオネクストは10月28日の取引終了後に通期業績予想を上方修正しましたが、10月29日は前日終値1,971.5円を下回って取引を終えました。
下落の背景と評価
業績予想の上方修正があっても、株価は小幅下落となりました。材料が事前に織り込まれていた可能性や、投資家の期待との違いなどが考えられますが、実際の下落要因は特定できません。
振り返り: 業績上方修正を買い材料として監視すること自体は合理的ですが、材料の発表だけで株価上昇を判断するのは不十分でした。決算内容、株価の反応、出来高をあわせて評価する必要があります。
8.6銘柄の結果を総括
今回の監視候補6銘柄のうち、10月29日に前日比プラスで終えたのは4銘柄、マイナスで終えたのは2銘柄でした。
ただし、プラスで終えた銘柄のうち、新家工業とキオクシアは小幅上昇にとどまりました。短期売買で十分な利益が出たかどうかは、実際の買値や売値、手数料によって異なります。
今回の振り返りから得られる教訓は次の3点です。
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業績上方修正や自社株買いは重要な材料だが、株価の上昇を保証しない。
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急騰翌日は続伸する銘柄もあれば、反落する銘柄もある。 前日の上昇率だけで判断せず、寄り付き後の値動きを確認する必要がある。
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銘柄選定とエントリーのタイミングは別に評価する。 終値が上昇していても、高値で買えば利益につながらない場合がある。
9.まとめ|10月29日の予想はどうだったか
今回の結果を整理すると、アドバンテストとMARUWAは比較的強い上昇となり、キオクシアと新家工業も小幅ながら上昇しました。一方、さくらインターネットは前日の急騰から反落し、ソシオネクストも小幅下落となりました。
したがって、銘柄の方向性という観点では6銘柄中4銘柄が上昇したものの、すべての候補が短期売買に適した値動きだったわけではありません。
また、終値の比較だけでは、デイトレードで利益が出たかどうかは判定できません。今後は、前日終値との比較に加えて、寄り付き後の高値・安値、出来高、売買タイミングも記録すると、予想の精度をより具体的に検証できます。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。過去の値動きは将来の株価を保証するものではありません。投資判断は、最新の株価や適時開示などを確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。


