デイトレードとスイングトレードの違いとは?初心者向けにメリット・デメリットや銘柄選びを解説
株式投資を始めると、「デイトレードとスイングトレードは何が違うのか?」「会社員でも利益を狙いやすいのはどちらなのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
どちらも株価の値動きを利用して利益を狙う短期売買の手法ですが、保有期間や取引に必要な時間、リスクの種類などに違いがあります。
私も会社員として日本株に投資するなら、利益の可能性だけでなく、仕事との両立や精神的な負担まで考えて売買手法を選びたいところです。
この記事では、デイトレードとスイングトレードの違いを初心者にもわかりやすく解説します。それぞれのメリット・デメリット、銘柄選び、損切りの考え方まで整理していきます。
1. デイトレードとスイングトレードの違い
デイトレードとスイングトレードの最も大きな違いは、株式を保有する期間です。
デイトレードは、原則として購入した株式をその日のうちに売却する取引手法です。一方、スイングトレードは数日から数週間程度保有し、株価の値動きを利用して利益を狙います。
| 比較項目 | デイトレード | スイングトレード |
|---|---|---|
| 保有期間 | 数秒〜数時間程度、原則当日中 | 数日〜数週間程度 |
| 主な利益の狙い | 日中の小さな値動き | 数日から数週間の値動き |
| チャート確認 | 取引中は頻繁に確認 | 毎日や決まった時間に確認 |
| 取引回数 | 多くなりやすい | 比較的少なくなりやすい |
| 翌日への持ち越し | 原則なし | あり |
| 夜間のニュースの影響 | 保有株の翌日への影響は原則回避できる | 翌営業日の株価に影響する |
| 会社員との相性 | 日中の取引時間を確保しにくい | 仕事後に分析しやすい |
| 主なリスク | 短時間の急変、売買コスト、連続取引による損失 | 翌日の窓開け、材料の変化、保有中の下落 |
※保有期間は一般的な目安です。取引スタイルによって異なります。
どちらが優れているというわけではありません。自分の生活スタイル、投資経験、資金管理の方法に合った手法を選ぶことが大切です。
2. デイトレードとは?当日中の値動きで利益を狙う手法
デイトレードは、株式を購入してから同じ日のうちに売却する短期売買の手法です。
例えば、ある銘柄を1,000円で購入し、1,020円で売却できれば、1株あたり20円の利益になります。
100株であれば、売買手数料などを差し引く前の利益は2,000円です。
反対に、株価が980円まで下がって売却した場合、100株で2,000円の損失になります。
デイトレードのメリット
① 原則として翌営業日に保有株を持ち越さない
当日中に売却するため、保有株について、夜間の海外市場の急落や翌朝の悪材料による影響を持ち越すリスクを抑えられます。
ただし、取引終了前に決済できなかった場合などは、翌営業日に持ち越す可能性があります。
② 資金を短期間で回転させやすい
取引が完了すれば、その資金を次の取引に使いやすくなります。ただし、売買回数を増やせば利益が増えるわけではありません。
③ 日中の値動きに集中できる
決算発表や経済ニュースなどをきっかけに株価が動いたとき、短期的な値動きを分析して取引機会を探せます。
デイトレードのデメリット
① 日中に相場を確認する必要がある
東京証券取引所の現物株式市場は、原則として平日9時から11時30分、12時30分から15時30分まで取引が行われます。
会社員の場合、勤務時間と重なるため、リアルタイムで取引するのが難しいことがあります。
② 短時間で損失が発生することがある
値動きの激しい銘柄では、短時間で株価が大きく変動する場合があります。損切りルールがなければ、想定以上の損失につながりかねません。
③ 売買コストや判断疲れが積み重なる
取引回数が多くなると、手数料などのコストがかさむ可能性があります。また、短時間で何度も判断することは精神的な負担にもなります。
デイトレードに向いている人
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日中に株価を確認できる人
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短時間で売買判断を行うことが得意な人
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損切りルールを機械的に守れる人
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取引記録を残し、結果を検証できる人
デイトレードは、短時間で利益を狙える一方、頻繁な判断が必要です。初心者が最初から大きな資金で取り組むのではなく、少額で取引の仕組みを理解することが重要です。
3. スイングトレードとは?数日から数週間の値動きを狙う手法
スイングトレードは、株式を数日から数週間程度保有し、株価の上昇や下落の流れを利用して利益を狙う手法です。
例えば、株価1,000円の銘柄を購入し、数日後に1,080円で売却できれば、1株あたり80円の利益になります。
100株なら、売買コストなどを差し引く前の利益は8,000円です。
もちろん、想定どおりに株価が上昇するとは限りません。購入後に株価が下落し、損切りが必要になることもあります。
スイングトレードのメリット
① 日中ずっと株価を監視する必要がない
取引前や仕事終わりにチャートやニュースを確認し、翌日以降の売買計画を立てることができます。
会社員の場合、日中に相場を見続ける必要がない点は大きなメリットです。
② 数日から数週間の値幅を狙える
デイトレードより長い期間を保有するため、短時間の値動きだけでなく、トレンドや業績材料を考慮した取引ができます。
③ 取引回数を抑えやすい
毎日何度も売買する必要がないため、取引コストや判断疲れを抑えやすくなります。
スイングトレードのデメリット
① 翌営業日に株価が大きく変動する可能性がある
株式を持ち越すため、夜間の海外市場や決算発表、企業ニュースなどの影響を受けます。
例えば、終値1,000円の株式が翌朝の取引開始時に950円で始まれば、前日の終値から50円下落した状態で取引が始まります。
逆指値注文を設定していても、想定した価格で売却できるとは限りません。
② 資金が拘束される
株式を保有している間は、売却するまで資金をほかの取引に使いにくくなります。
③ 含み損を抱える期間が長くなることがある
購入後に株価が下落した場合、損切りするのか、保有を継続するのかという判断が必要になります。
当初の売買シナリオが崩れているのに、購入価格まで戻ることを期待して保有し続けるのは避けたいところです。
スイングトレードに向いている人
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日中は仕事で株価を確認しにくい人
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仕事終わりに銘柄分析をしたい人
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数日から数週間のトレンドを分析するのが得意な人
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翌営業日の株価変動を想定して資金管理できる人
ただし、スイングトレードなら放置してよいという意味ではありません。保有中の決算発表や重要ニュースを確認し、必要に応じて売買方針を見直すことが大切です。
4. デイトレードとスイングトレード、会社員にはどちらがおすすめ?
私の考えでは、日中に相場を確認できない会社員なら、まずはスイングトレードを検討する価値があります。
ただし、スイングトレードのほうが必ず儲かるという意味ではありません。自分の生活スタイルに合うかどうかと、実際に利益を出せるかどうかは別の問題です。
| 生活スタイル・条件 | 検討したい手法 | 理由 |
|---|---|---|
| 日中は仕事で相場を見られない | スイングトレード | 仕事後に分析しやすい |
| 日中に取引時間を確保できる | デイトレード | 日中の値動きに対応できる |
| 取引経験が少ない | 少額で両方を検証 | 自分に合う方法を確認できる |
| 翌日の値動きが気になって眠れない | デイトレードも検討 | 持ち越しを避ける選択肢になる |
| 頻繁な売買で判断がぶれやすい | スイングトレードも検討 | 売買回数を抑えやすい |
会社員の場合、無理にデイトレードを行うより、仕事に支障が出ない投資スタイルを選ぶことも重要です。
5. デイトレードとスイングトレードの銘柄選びの違い
同じ日本株でも、取引手法によって重視するポイントが変わります。
デイトレードで重視したいポイント
デイトレードでは、当日の売買のしやすさが重要です。
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出来高が多く、売買が成立しやすい
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売買したい価格帯に十分な注文がある
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当日のニュースや決算材料がある
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株価が動いていても、値動きの方向を確認できる
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売買コストを考慮しても利益を狙える値幅がある
出来高が多い銘柄でも、必ず利益を出せるわけではありません。急騰している銘柄は、短時間で大きく下落するリスクもあります。
スイングトレードで重視したいポイント
スイングトレードでは、数日から数週間の株価の方向性を分析します。
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株価が上昇トレンドにあるか
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直近高値や安値を更新しているか
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決算や業績予想に変化があるか
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株価上昇の背景となる材料があるか
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保有期間中に決算や重要イベントを控えていないか
例えば、業績予想の上方修正や新製品への期待などは、株価のトレンドに影響する場合があります。ただし、好材料が発表されても、すでに株価に織り込まれていれば下落することもあります。
銘柄を選ぶときは、ニュースの内容だけでなく、株価が実際にどう反応しているかも確認しましょう。
6. 損切りの考え方は、どちらの手法でも重要
デイトレードでもスイングトレードでも、損切りのルールは欠かせません。
例えば、運用資金100万円に対して、1回の許容損失額を5,000円と設定したとします。
購入価格が1,000円、損切り価格が950円なら、1株あたりの想定損失は50円です。
5,000円 ÷ 50円 = 100株
この場合、100株が購入株数の目安になります。
ただし、実際の損失は手数料や約定価格によって変わります。特にスイングトレードでは、翌朝の急落などによって、損切り価格より不利な価格で売却される可能性があります。
また、1回の損失だけでなく、1日の損失上限や保有銘柄全体のリスクも管理したいところです。
損切りについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
関連記事:損切りの考え方|株式投資で1回の損失を管理する方法
※上記はサイト内関連記事へのリンク用表記です。WordPressで公開する際は、実際に公開した記事のURLに置き換えてください。
7. デイトレードとスイングトレードでよくある質問
Q1. デイトレードとスイングトレードは、どちらが儲かりますか?
一概には言えません。
利益は手法だけで決まるものではなく、銘柄選び、売買タイミング、損切り、売買コスト、相場環境などによって変わります。
デイトレードは取引回数が多くなりやすい一方、スイングトレードは持ち越しリスクがあります。自分の取引記録を残し、どちらの手法が自分に合っているか検証することが大切です。
Q2. 初心者にはどちらがおすすめですか?
初心者だから必ずスイングトレードがよい、あるいはデイトレードがよいとは言い切れません。
日中に取引できない人はスイングトレードを検討しやすい一方、翌日の値動きを持ち越したくない人はデイトレードを検討することもできます。
まずは少額で始め、売買理由と結果を記録しながら、自分の生活スタイルに合う手法を見つけましょう。
Q3. スイングトレードなら、毎日チャートを見る必要はありませんか?
毎日ずっと監視する必要はありませんが、保有中の株価や重要ニュースを確認することは大切です。
決算発表や業績予想の修正など、保有理由を変える材料が出た場合は、当初の売買計画を見直す必要があります。
Q4. デイトレードとスイングトレードを併用してもよいですか?
併用は可能ですが、資金と取引ルールを分けて管理することをおすすめします。
例えば、デイトレード用の資金とスイングトレード用の資金を区別し、それぞれの損失上限や売却条件を設定します。管理が複雑になる場合は、まず一方の手法に集中して経験を積む方法もあります。
8. まとめ|自分の生活スタイルとリスク許容度に合った手法を選ぼう
デイトレードとスイングトレードは、保有期間だけでなく、必要な時間やリスクの種類にも違いがあります。
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デイトレード: 原則として当日中に売買を完結させ、日中の値動きで利益を狙う。
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スイングトレード: 数日から数週間程度保有し、短期的なトレンドを利用して利益を狙う。
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会社員の場合: 日中の取引時間を確保できるかどうかを基準に検討する。
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どちらの手法でも: 損切り、資金管理、取引記録を徹底する。
私が特に大切だと考えるのは、利益を狙うことだけに目を向けず、仕事や生活に無理のない投資スタイルを選ぶことです。
相場に張り付く時間が長ければ利益が増えるとは限りません。自分に合った手法を選び、少額から検証を重ねていくことが、長く投資を続けるための土台になります。
参考リンク
※本記事は一般的な投資知識の解説であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。

